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「遠州の偉人たち展」2024.8.18~9.1 第2回


 遠州の学問・教育・文化を豊かにした偉人たち展実行委員会   会長 鷲山 恭彦(14回卒) 

 

 私たちの郷土遠州で、その時代を背景に、人々のために向学心に燃え、課題の本質を見極め、自らの信念に基づいて事績を成し遂げてきた先人たちに学ぶことにより、私たちも自分の人生を豊かにし社会に貢献していくことができるのではないでしょうか。 

 会場である掛川市は、江戸時代の藩校「徳造書院教養館」「修道館」にはじまり、明治の「冀北学舎」「松芳舎」「城東学校」「大日本報徳社」「農学社」など優れた学び舎があり多くの偉人を輩出してきたのです。

 展覧会の来訪者が歴史や学問、偉人の姿に感銘を受け、人生の学びに役立てていただけたら幸いです。また、参会者が交流を深め、地域の歴史や文化を育んできた人々を見つめ直す機運を醸成したいのです。遠州に加えて飯田をはじめとした南信州の人々との交流にも繋がることでしょう。

 

 会場:掛川市立中央図書館生涯学習ホール(掛川市掛川1148-1)

 実行委員会:c241116.425@cy.tnc.ne.jp  委員長:浅井正人(高22卒)

 委員会顧問:朝比奈豊(高18卒)・石川嘉延(高11卒)・松井三郎(高17卒)・柳澤伯夫(高6卒)他

 ★交流会8月18日(日)8月25日(日)14時から

  大日本報徳社仰徳記念館(掛川市掛川1176 0537-22-3016)

       アクセス

 

   



「四大志士たち展」2018.4.17~29 第1回


「順天堂の佐藤進と繋がる学問の四大志士たち展」

           東京学芸大学名誉教授・大日本報徳社社長   鷲山  恭彦(高14回卒) 

 

 可睡斎活人剣エピソードの佐藤進に連なる、学問と教育の四大志士たちの展示会です。掛川関係者も二人おり、是非、ご覧いただいて、彼らの志と実績に思いを馳せ、これからの私たちの活動の糧に致しましょう。~

        

 三遠南信という地域をご存知でしょうか? 愛知県の東三河静岡県の遠州長野県の南信州の三つの地域にまたがるエリアを言いますが、この地域が生んだ「順天堂の佐藤進と繋がる学問の四大志士たち展」を「初めて」東京で開催します。今回は「佐藤進×丘浅次郎×山崎覚次郎×松本亀次郎×太田用成」に注目して、日本の近代化に貢献した偉人たちを取り上げる展覧会です。

 首都東京においては、順天堂の佐藤進と繋がる学問の志士たちは「国難を救った善の歴史と遺産」があるにも関わらずこれまでほとんど知られておらず、この機会に少しでも多くの方々に知っていただければと考えて開催します。

 佐藤進が李鴻章との親交を深め国難を救った「活人剣の秘話」や中国の周恩来・魯迅・秋瑾の恩師「留学生教育の父 松本亀次郎」などをご紹介したいと考えています。また医学・生物学・経済学・留学生教育・医学教育といった先達たちの血の滲むような地道な努力による業績は、現代日本において今も大いに役立っていることを忘れてはならないと考えています。

 そこで今回、志士には「身を犠牲にして国や社会のために尽くそうという、高い志をもっている人」という意味から「学問の志士」と命名しました。

 

 会場の「アートギャラリー884」は御茶ノ水駅からほど近く、順天堂大学・ 済生学舎(日本医科大学)・杏雲堂医院・湯島聖堂・昌平坂学問所・ニコライ堂などは、今回の偉人たちゆかりの地です。

 この機会に三遠南信ゆかりの「志士たち」に触れていただき、清々しい(すがすがしい)善の風を感じとって頂ければ幸いです。

 

 また今年は順天堂大学創立180周年、丘浅次郎生誕150周年、山崎覚次郎生誕150周年、のみならず丘・山崎両名がお世話になった坪内逍遥を讃える「早稲田大学坪内博士記念演劇博物館創立90周年」にもあたります。

坪内逍遥と南信州のご縁は深く、河竹繁俊(旧姓市村、坪内の紹介で黙阿弥の養子、演劇博物館長)・太田用成(医者で歌舞伎役者の手術や交流)・太田雅光(用成の子、浜松生まれ、歌舞伎絵師)・菱田春草(生家が太田用成の近く、坪内は日本美術院特別賛助会員)・日夏耿之介(早稲田大学教授)・皆川四朗(歌舞伎座社長)などネットワークが築かれ、伝統芸術の水脈が続いています。

 そして「山崎・丘」ゆかりの松ヶ岡(旧山﨑家住宅)を中核としたプロジェクトに首都圏においてもこの機会に賛同者が増えることを願っています。